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医療法に定められて
いない施設はどれか。
a 病 院
b
助産所c 診療所
d 歯科診療所
e
介護老人福祉施設
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妊娠により母体で増加するのはどれか。
a 残気量
b 心拍出量
c 血中ヘモグロビン値
d 血清アルブミン値
e 血清クレアチニン値
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初診外来における医療面接について適切なのはどれか。
a 解釈モデルは最後に聞く。
b 身体診察中は病歴を聞かない。
c 医師の自己紹介は省略してよい。
d 冒頭では患者の訴えを遮らずに聞く。
e 閉じられた質問〈closed question〉は使わない。
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狭心症の症候として考えにくいのはどれか。
a 悪 心
b 息切れ
c 左肩痛
d 前胸部絞扼感
e 針で刺すような痛み
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e 針で刺すような痛み
針で刺すような痛みの時は、胸膜炎、心膜炎、肋間神経痛などが考えられる。
AAA 必修 Å
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鎖骨下静脈穿刺後に、患者が息苦しさを訴えた。
手技の合併症と関連のない身体所見はどれか。
a 皮下気腫
b 頸静脈怒張
c 胸部の鼓音
d 呼吸音減弱
e 汎〈全〉収縮期心雑音
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e 汎〈全〉収縮期心雑音
鎖骨下静脈穿刺時に最も注意しなければならない合併症は気胸。中心静脈路確保した際には先端確認をX線検査で行うが、a-dのような症状が出現した場合には気胸の合併を考えて早急に検査をし胸腔ドレーンの準備をする。
その他の合併症としては動脈誤穿刺(鎖骨下だと圧迫止血が困難)、胸管穿刺(乳び胸になる)、感染(鼠径穿刺がリスク高い)がある。
AAA 必修 Å
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日本蘇生協議会ガイドライン 2010 に基づいて、自動体外式除細動器〈AED〉によるショック実施後に直ちに行うべきことはどれか。
a 胸骨圧迫を行う。
b 頸動脈を触知する。
c 呼びかけて意識の確認を行う。
d 安全のために AED の電源を切る。
e 呼気吹き込みによる人工呼吸を行う。
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救急外来で点滴を行う場合の患者の年齢、病態、輸液製剤および注射針の種類の組合せで適切なのはどれか。

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c 40歳 消化管出血 生理食塩水 留置針
×a ブドウ糖液ではなく電解質を含んだもの
×b ブドウ糖液ではなく細胞外液
×d 痙攣患者は体動が激しくはずれる可能性、引き続きルートキープが望ましいことから翼状針ではなく留置針
×e 左心不全には乳酸リンゲル液は循環血液量を増すことから全身状態みながら慎重投与
BBB 必修 Å
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ショックを呈する成人外傷患者において、第一選択となる輸液路はどれか。
a 鎖骨下静脈
b 肘正中皮静脈
c 手背静脈網
d 大腿静脈
e 脛骨骨髄
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b 肘正中皮静脈
外傷部位にもよるが、簡便で合併症のリスクが低く、ある程度のボリュームや必要時には輸血もできる静脈路の確保が必要。
簡便で合併症のリスクが低い → 中心静脈路ではない
ある程度太い梁針 18G(もしくは20G) → 手背では難しいので肘正中皮静脈
BBB 必修 Å
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※※が発症のリスクファクターとなるのはどれか。
a 過敏性肺炎
b 肺胞蛋白症
c サルコイドーシス
d 慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉
e 肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉
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d 慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉
ちなみに受動喫煙もリスクファクター 家でも職場でも受動喫煙のある人のCOPDリスクは3.8倍?!
受動喫煙なしでは4.2%,、家での受動喫煙では8.0%、家でも職場でも受動喫煙では14.7%。
Chest. 2014;145(6):1298-1304. doi:10.1378/chest.13-1349
AAA 必修 Å
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自殺を図り意識のない患者に医学的侵襲を伴う処置が緊急に必要となった。患者
の家族にはまだ連絡がとれていない。医学的侵襲を拒絶するような患者の事前の確固たる意思表示は確認できていない。リスボン宣言に基づく対応として正しいのはどれか。
a 患者家族の到着を待つ。
b 直ちに処置を開始する。
c 倫理委員会の判断を待つ。
d 自殺企図の患者は処置しない。
e 患者の事前の意思表示を確認するまで待つ。
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b 直ちに処置を開始する。
リズボン宣言 4意識のない患者 c.
医師は自殺企図により意識を失っている患者の生命を救うよう常に努力すべきである。リズボン宣言 11項目
<11項目のタイトル>
1.良質の医療を受ける権利 2.選択の自由の権利 3.自己決定権の権利 4.意識喪失者 5.法的無能力者 6.患者さんの意思に反する処置・治療 7.情報に関する権利 8.秘密保持に関する権利 9.健康教育を受ける権利 10.尊厳性への権利 11.宗教的支援を受ける権利
リズボン宣言については下記リンク
参考資料
サイト外リンク :患者の権利に関するWMAリズボン宣言 日本医師会AAA 必修 Å
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病院の質を測定する臨床機能評価指標〈クリニカルインディケーター〉は、①ストラクチャー(病院が有する基盤)、②プロセス(提供される医療の内容)、③アウトカム(提供された医療の成果)に分類される。
アウトカムに該当する指標はどれか。
a 専門医数
b 患者満足度
c 年間総手術件数
d 服薬指導実施率
e 最寄駅からの距離
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b 患者満足度
× a 専門医数 ストラクチャー
◯ b 患者満足度 アウトカム
× c 年間総手術件数 プロセス
× d 服薬指導実施率 プロセス
× e 最寄駅からの距離 ストラクチャー
AAA 必修 Å
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家族から聴取した患者の言動のうち、一次妄想と考えられるのはどれか。
a 「夜眠れるかいつも心配しています」
b 「『自分の考えていることが抜き取られる』と言ってます」
c 「『いつもとは何か違って不気味な感じがする』と言ってます」
d 「『気が重くて、自分はつまらない人間だ』と嘆いてばかりです」
e 「難しい哲学的な言葉が多くて、何を言いたいのかわかりません」
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c 「『いつもとは何か違って不気味な感じがする』と言ってます」
一次妄想の妄想気分である。
ちなみに b 「『自分の考えていることが抜き取られる』と言ってます」は
統合失調症に特徴的な考想奪取(思考奪取)である。
まったく根拠を持たない
妄想を一次妄想という。
一次妄想は以下の5つに細分化されている。
妄想気分:周囲がなんとなく意味ありげで不気味と感じる。形容ができないがそこから具体的な判断がおこり妄想となる。
妄想知覚:正常な知覚に特別な意味づけがなされる。それが強固な確信となり訂正が不可能である。
妄想表像:とんでもないイメージを抱く。
妄想覚性:途方もないことを察知するが実体には何も理解できていない。
妄想着想:ある考えや古い記憶が突然思いがけない意味をもって思い出され、強固な確信に至ること。
DDD 必修 Å
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喀痰の Gram 染色のために検体を採取した。検体の写真(別冊 No. 1 ①~⑤)を別に示す。検体として
適さないのはどれか。

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e - ⑤
⑤は完全な粘性痰でありMiller&Jones分類の分類のM1にあたる。
喀痰の肉眼的品質評価(Miller&Jones分類)
M1……唾液,完全な粘性痰
M2……粘性痰の中に膿性痰が少量含まれ
P1……膿性痰で膿性部分が 1/3 以下
P2……膿性痰で膿性部分が 1/3~2/3
P3……膿性痰で膿性部分が 2/3 以上
CCC 必修 Å
画像参照
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70 歳の女性。不眠が続くことを主訴に家族とともに来院した。2 週前から不眠に対して抗不安薬を投与されているが、改善しないため受診した。本日、家族の話で、1 か月前に夫と死別したばかりであることが判明した。
まず行うべき対応として適切なのはどれか。
a 経過観察する。
b 患者の話を傾聴する。
c 抗認知症薬を追加投与する。
d 抗不安薬を抗精神病薬に変更する。
e 精神科への医療保護入院の手続きを進める。
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b 患者の話を傾聴する。
AAA 必修 Å
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20 年前、機械工場から化学物質が大気中に流出した。直後から地域で気管支喘息様の症状を訴える者がみられたが、一時的な流出で数か月後には症状を訴える者はいなくなった。当時の調査では、個人の曝露量と急性の気管支喘息様症状の有病率とに相関が認められた。最近になって、この物質に曝露すると 3 年後から肝臓の悪性腫瘍による死亡率が増加することが報告された。このため、所管する地方自治体が周辺住民への健康影響を再評価することとなった。当時の個人の曝露量の情報は役所に保管されている。
新たに着手する調査について適切なのはどれか。
a 当時の情報は破棄する。
b 調査の着手について公表しない。
c 地域の肝臓の悪性腫瘍による死亡率を調べる。
d 現在の工場周辺の大気中の化学物質濃度を測定する。
e 死亡者の遺族からインフォームド・コンセントを取得する。
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c 地域の肝臓の悪性腫瘍による死亡率を調べる。
新たに調査に着手する場合は、まずは死亡率を調査する必要がある。
ちなみに既存資料のみを用いる観察研究の場合には、インフォームド・コンセントは必ずしも必要ない。
また資料として既に連結不可能匿名化されている情報のみを用いる研究の場合には下記
疫学研究に関する倫理指針は適応されない。
参考資料
サイト外リンク 疫学研究に関する倫理指針 - 文部科学省BBB 必修 Å
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51 歳の男性。突然の右上腹部痛のため搬入された。救急外来で急性胆囊炎と診断された。特に大きな合併症は認められなかった。生来健康でこれまでほとんど医療機関を受診したことがない。救急外来担当医から挨拶、病名告知に続いて次のような説明が行われた。
医 師「胆囊炎で抗菌薬の点滴が必要です」①
患 者「分かりました」
医 師「入院が必要な状態ですが良いですか」②
患 者「しょうがないですね」
医 師「胆囊内にたくさんの石と 1.5cm 位の大きさの腫瘤がありました」③
患 者「胆石と癌ですか」
医 師「胆囊の腫瘤が悪性かどうかは分かりません」④
患 者「どうしたらよいでしょうか」
医 師「明日、腹腔鏡下胆囊摘出術をすることに決めました」⑤
患 者「えっ、明日ですか」
インフォームド・コンセントを得る過程における医師の説明として
適切でないの
はどれか。
a ① b ② c ③ d ④ e ⑤
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e
インフォームド・コンセントは、医療行為や治験などの対象者が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意すること。
AAA 必修 Å
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3 歳の男児。 3 歳児健康診査で心雑音を指摘され来院した。胸骨左縁第 2 肋間を最強点とするⅢ/Ⅵの収縮期駆出性〈収縮中期性〉雑音を聴取し、この雑音は左頸部に放散する。
考えられるのはどれか。
a 動脈管開存症
b 心室中隔欠損症
c 大動脈弁狭窄症
d 肺動脈弁狭窄症
e 僧帽弁閉鎖不全症
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d 肺動脈弁狭窄症
× a 動脈管開存症 連続性雑音 左鎖骨下領域
× b 心室中隔欠損症 全収縮期逆流性雑音 胸骨左縁第 3-4 肋間
× c 大動脈弁狭窄症 収縮期駆出性雑音 胸骨右縁第 2 肋間 雑音は右頸部に放散
◯ d 肺動脈弁狭窄症 収縮期駆出性雑音 胸骨左縁第 2 肋間 雑音は左頸部に放散
× e 僧帽弁閉鎖不全症 全収縮期雑音 心尖部
BBB 必修 Å
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48 歳の男性。意識障害と右片麻痺のため搬入された。自発開眼はなく、呼びかけでも開眼しないが、痛み刺激で開眼する。痛み刺激でうなり声をあげるが、意味のある発語はみられない。また、痛み刺激で右上下肢は全く動きがみられないが、左上下肢は払いのける動作を示す。
Glasgow coma scale による評価の合計点として正しいのはどれか。
a 3 点
b 6 点
c 9 点
d 12 点
e 15 点
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